ラスベガスからダナポイントへ、心に残る移動の時間
この日は昼からラスベガスからダナポイントに約5時間かけ車で移動しました。
乾いた風が吹く砂漠の荒野を車で走り抜け、カリフォルニアへ向かう道中。
真っ赤な夕日が地平線へ沈もうとする瞬間、車内に流れていたのは山下達郎の楽曲。
久しぶりに聞いた日本語の曲が懐かしく、旅の疲れを癒してくれるようで、思わず曲を口ずさんでました。
砂漠の無音と、心地よいシティポップのリズムが不思議な調和を生み出していました。
長いドライブの果てにたどり着いたのは、海の香りが漂う街――ダナポイント(Dana Point)でした。
ダナポイントの歴史
ダナポイントという名前は、1830年代にこの地を訪れたアメリカの船員・作家 リチャード・ヘンリー・ダナ・ジュニア にちなんでいます。
彼は自身の航海記『Two Years Before the Mast(帆船マストの下での二年間)』の中で、当時のカリフォルニア沿岸の生活や景色を詳細に記録しました。
その本の中で彼が絶賛した港の一つが、現在の「Dana Point」。その記述が評価され、この地の名前として採用されました。

カリフォルニア、ダナポイントの朝
今回泊まった宿の目の前にあるドエニー・ステートビーチ(Doheny State Beach)。
ベランダから早朝波チェックすると、腰~腹のファンウェーブが
仕事前のサーファーが多かったのでゆっくりコーヒーを飲みながら人が空くのを待ち、ゆっくりサーフィン。
このビーチは波が穏やかで、初心者にも優しく、それでいてロングボーダーにはたまらないクリーンなブレイクが楽しめます。



日中はのんびりと波と戯れる人たちの姿があり、心も身体もリセットされるような時間。
そして日が暮れ始めた頃、なんとビーチでRed Hot Chili Peppers(レッチリ)の生ライブが!
野外のビーチ目の前で聞けるなんて信じられませんでした。
まさに「カリフォルニアにいる」という実感がこみ上げた夜でしたね。



アメリカンダイナーのお店、Harbor House Cafe

ライブの後に訪れたのが、地元で愛されるハーバーハウスカフェ(Harbor House Cafe)。
アメリカらしいカラフルな内装と気さくなスタッフ、そしてボリューム満点のディナープレートやクラシックなメニューの数々。
遅い時間まで営業しているので、一日の終わりにふさわしい一皿を味わいながら、ゆったりとした夜を過ごすことができました。
このお店は朝から営業しているので朝海に入ったあともよく通いました。
ダナポイント周辺のサーフショップ
朝の光に照らされたPCH(パシフィック・コースト・ハイウェイ)沿いを20分くらい北上するとある、タリア・サーフショップ(Thalia Surf Shop)。



クラシックな西海岸のサーフカルチャーと、現代のアートや音楽を絶妙にミックスしたセレクトが魅力。
まるでギャラリーのような空間には、ヴィンテージボードやアートブック、インディペンデントブランドのアパレルなど、カルチャーの香りが詰まっています。
クラシックと革新、Hobie
Hobie Surf Shop(ホビー・サーフショップ)では、1960年代のサーフカルチャーの名残が店内の至るところに息づいており、ヴィンテージのロングボードやクラシックなデザインのアパレルが並びます。
ダナポイントは小さな港町ですが居心地がよく、長く滞在してしまう場所です。
都会に疲れたら是非行ってみてください。
次回はサンクレメンテ周辺の記事を書きたいと思います
登場スポットまとめ
- ラスベガスからの道中
- 山下達郎の音楽と砂漠の夕日
- Thalia Surf Shop(ラグナビーチ)
- Doheny State Beach
- Red Hot Chili Peppersのライブ
- Harbor House Cafe
- Bagel Shack
- Hobie Surf Shop
- Album Surfboards